「とりかえばや物語」田辺聖子 古典 トランスジェンダーなお話 ざ・ちぇんじ

こちらの作品は古典のお話を、田辺聖子さんが現代文にアレンジされたものになります。

「とりかえばや」 とは 古語で「とりかえたいなぁ」 の意味。

平安貴族の権大納言(ごんのだいなごん)には

ふたりの妻がおり、それぞれに 姫君と 若君 を授かったが

片方は、男の子みたいに活発な女の子の「春風

もう一方は女の子みたいに内気な男の子の「秋月

「あぁ、この二人をを取り換えられたらな…」と嘆いていました。

若君がそれなりの年齢になると

まだ「元服」も終えていないのは世間的に不自然でもあり

帝も「どうして宮仕えさせないのかね?」とおおせられ…

とうとう本当に

姫君の「春風」に「元服」を

若君の「秋月」に「裳着」の式を行ってしまった。

そして、華々しく宮中デビューする「春風」…

いつまで、世間をあざむき続けることができるのか?

私が、この作品を読んだきっかけは、

氷室冴子さん原作の漫画「ざ・ちぇんじ」 を読んだ事です。

作画は山内直実さん。 やはり古典の「とりかえばや物語」が原作になっており

ストーリー展開は、少女向けにかなりマイルドな内容になっていました。

マイルドにはなっていても、平安時代の貴族や宮中の様子などが

視覚的にリアルに感じられて、とっても面白かったです。

でもその後、こちらの小説版を読んでみたところ、正直、桁違いに、面白かったです!!

漫画はしょせん、お子様の読みものでした。

当たり前ですが…(;^_^A

現代のように、写真や映像に残ることが無いとはいえ

やはり、すべての人に隠し通すことはできず

女性であることを、親友に見破られてしまう「春風」…

その後の展開は、大体ご察しの通り…。

窮地に追い込まれる「春風」ですが

最後に、大どんでん返しがあります!

これも、写真や映像が残らない時代だからこそ通用する

大胆な発想で、そこが面白いところです!!

兄弟で力を合わせて、苦難を乗り越えながら

人として成長していく、「春風」と「秋月」

とても、ドラマティックなお話で

これが、「古典」という事が驚きでもあります。

田辺聖子さんの筆力のおかげなのかもしれませんね。

220ページほどで

読み始めたら、あっと言う間に読めてしまいますので

梅雨で家にこもりがちなこの時期

平安貴族のお姫様になった気分で

読まれてみては、いかがでしょうか~(^^)/

今日のクロちゃん (=^・^=)

今日も、キャットタワーに登ったよ♬

ほらね!ここにいると、お母さんがナデナデしに来ててくれるんだ~

クロ様、お痒いところは、ございませんか?(笑)

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